オトバンクの想い。音の書籍化で究極のバリアフリー社会を実現!

あなたは、本は好きですか?

またどんな本をお読みになるでしょう。

ともかく、世間には様々なジャンルの本があふれていますね。

しかし、「忙しくて、なかなか読書の時間が取られない」という方や、「目が不自由で、本が読みたくても読めない」といったような方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのような方に対して、ピッタリのサービスを提供している会社があります。


(オトバンクの公式サイトより引用)

 

それがオトバンクです。

では、オトバンクはどのような事業で、そのような方々の読書をサポートしているのでしょうか?

社名でピンとくる方もいるかも知れませんね。

 

 

声のプロの朗読で、本を音で楽しむ

オトバンクの提供するサービス。

それはズバリ、「本の音声コンテンツ化」です。

 

オトバンクが提供するオーディオブック「FeBe(フィービー)」は場所を選ばず、どこでも本が“聴ける”音声配信サービス

FeBeに会員登録すれば、スマートフォンや音楽プレーヤーに音声コンテンツをダウンロードして、本を耳で聴くことができるのです。

活字の書籍は“声のプロ”であるナレーターや声優が朗読、そこにBGMや効果音を加えます。


(収録は自社スタジオにて:日経ビジネスオンラインより引用)

 

これは、普通に本を読むより臨場感あり、楽しめそうですよね。

 

これだけのサービスでありながら、「1冊の値段は書籍の単行本と同水準」だそうです。

これも嬉しいところですね。

 

 

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実際、会員からは、

朝の満員電車の中でも本が“聴ける”

ランニングをしながらでも使えるのはうれしい

という喜びの声が上がっているそうで、2007年のサービス開始以来、徐々に人気を集めています。

また、著者による告知や人気声優の起用も話題となり、会員も増加。

今では会員数は22万人書籍ダウンロード数は5万冊以上になるとか。


(会員は続々増加:日経ビジネスオンラインより引用)

 

さらに、2017年の6月末からは新しく定額制の聴き放題サービスを開始。

また、これまで書籍はビジネス書や自己啓発本が中心でしたが、最近では文芸書にも力を入れているそうです。

芥川賞受賞でベストセラーとなった又吉直樹氏の『火花』や、今夏の映画化で話題となった住野よる氏の『君の膵臓をたべたい』など話題作を次々と配信。

 

現在、書籍コンテンツ数は2万を超えるそうですが、その数はさらに増加しそうですね。

 

 

互いの強みを活かし、究極のバリアフリーを目指す

このように、耳で手軽に本が楽しめるサービスを提供するオトバンク。

 

しかし、そうは言っても、その製作には膨大な手間や時間、そして、コストを要します。

 

  • 出版社に音声化の許可をとる
  • 適した声優をキャスティングする
  • 声優が声を吹き込み、製作スタッフが読み間違いなどをチェック
  • BGMや効果音を入れて編集
  • 最後に出版社に内容を確認

このように流れをざっと紹介しただけでも、これだけの工程があります。

実際、1冊の書籍を製品化するには、約3ヶ月は必要だそう。

製作費はキャストの人数や作品の長さにもよりますが、数十万円の作品もあれば500万円以上かかる作品もあるそうです。

 

また、製作にはその音声の“質”にも気を遣わなくてはなりません。

100ページほどの文芸書を音声化すると、およそ2時間弱もの長さになります。

長時間でもストレスなく、楽しみながら聴ける内容にするには、朗読の速さや抑揚のつけ方など、本独特の行間を表現するノウハウが必要になります。

 

それを実現しているのが、「同社に所属する声の専門家」。

オーディオブックの製作スタッフは、ほぼ全員が声優学校の出身者だといいます。

ノウハウを熟知しているが故に、効率よく、質の高い音声コンテンツを作ることができるのですね。

 

 

このように、社員が自身の経験・能力を活かして製品を作り上げているオトバンク。

その姿勢は、会社そのものの設立の背景や運営にも現れています。

 

オトバンクの設立を提案したのは、現在会長を務める上田渉氏。

上田会長の祖父は書斎を持つほどの読書家でしたが、緑内障により視力を失ってしまいます。

大好きな本をそれでも読みたい――と、必死で本と格闘する祖父の姿を見て、「目の不自由な人でも楽しめるコンテンツを作りたい」と、上田会長は事業を思い立ちました。

 

「思い立ったらすぐ行動するタイプ」の上田会長。

事業の実現に向けて動き出しましたが、企画や事務といった作業は苦手。

また、事業の話をもっていっても、最初は著作権の問題や収益を生めるのかといった懸念から、あまりいい返事はもらえなかったそうです。

 

そこで、上田会長は大学のゼミで一緒だった久保田裕也現社長に声をかけました。


(久保田裕也社長:日経ビジネスオンラインより引用)

 

「一緒に会社を興さないか」

久保田氏は当時、すでにコンサルティング会社から内定を得ていました。

つまり、そのくらい事業の管理運営が得意な人物

上田会長の行動力をアシストするには、最適な人物だったのです。

久保田氏は、上田氏の熱意を受け、事業に加わることを決意します。

そして、2人で力を合わせて、漠然としていたオトバンクを形にしていきました。

 

 

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そんなオトバンク。

今後はどんな展望を考えているのでしょう。

 

 

ひとつは、オーディオブックの普及率の増加です。

 

米国では、オーディオブックの普及率は比較的高く、書籍市場全体の10%に相当するそうです。

一方で、日本は書籍全体の市場が1兆円なのに対して、オーディオブック市場はまだ50億円程度。

 

しかし、「潜在的な市場はさらに1000億円ほどある」と上田会長は考えています。

 

日本では後期高齢化が問題となり、さらに2016年4月には障害者差別解消法が制定。

音声コンテンツの市場は、広がりつつあります。

同社では今後、音声コンテンツの領域を書籍以外の新聞や雑誌などにも広げていく方針だといいます。

 

 

そして、同社の将来的な目標とは。

 

 

それは、書籍など活字の音声化はもとより、その他の音声コンテンツも充実させ「音のインフラ」を作り、目の不自由な人にとっての究極のバリアフリーを実現することだそうです。

スマホも音声入力で全ての操作が行えるようになり、街には音声ガイダンスなどにより、目が不自由な人も自由に移動できる仕組みが近い将来できるのではないか。そんな社会の実現に向け、サービスを充実させたい」(久保田社長)

そんな理想の未来に向け、オトバンクは活動を続けていく…。

 

 

まとめ

書籍を音声で楽しめる『FeBe』を提供しているベンチャー企業・オトバンク。

人気声優の起用や話題作の配信などを通じ、徐々にそのシェアを広げています。

 

その事業運営は、行動力、運営管理力、声のノウハウを駆使した製作など、社員の互いの強みを組み合わせることで成り立っています。

そして、その背景には、「目が不自由な人がもっと豊かに生きられるように」という強い想いがありました。

究極のバリアフリー」と「音のインフラ化」を目指し、活動を続けるコトバンク。

今後の躍進が楽しみですね。

 

 

会社情報

会社名
株式会社オトバンク ( OTOBANK Inc. )

 

住 所
〒113-0033 東京都文京区本郷3-4-6 御茶ノ水エビヌマビル 8階

 

創 立
2004年12月28日

 

代 表
久保田裕也 (代表取締役社長)、上田 渉 (代表取締役会長)

 

資本金
1億7127万円

 

従業員数
30名

 

事業内容
オーディオブックの製作・販売
著作権管理

 

URL
(自社); http://www.otobank.co.jp/
(FeBe); https://www.febe.jp/

 

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