クラブツーリズムのテーマ旅行や日帰りバス旅行の魅力とは?

clubturism

テーマ旅行で成長を続けるクラブツーリズム

テーマ旅行を掲げ、添乗員によるサービスで勝負するクラブツーリズム。

http://www.club-t.com/

クラブツーリズムは、93年に近畿日本ツーリストの子会社として設立し、近畿日本鉄道などの出資を受けながら成長。

2013年に近畿日本ツーリストを傘下とするKNT-CTホールディングスの子会社となった会社です。

 

クラブツーリズムの2015年度の売上高は1627億円、旅行取扱額は約1714億円、うち約7割が国内旅行3割が海外旅行という比率です。

旅行取扱額は14位ですが、他社にはないテーマ旅行を掲げ、順調に売上を伸ばしています。

 

テーマ旅行とは?

 

テーマ旅行とは旅行・ツアーごとに、例えば、『聴く「第九」から「歌う第九」へ!』というような明確なテーマを設けた旅行・ツアーのことです。

どこに行くのかではなく何をするのかに重点を置いています。

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テーマ特化のクラブツーリズム

 

1980年代の旅行会社はカウンターで注文するのが主流だった中、クラブツーリズムはチラシなどで広告して、電話注文を受けるというメディア販売を開始。

しかし、メディアに掲載するにもコストが掛かってしまう…

そこで、コストを抑えつつ広告活動ができるように、クラブツーリズムは独自の旅行・観光情報誌「旅の友」を発行して、顧客に配布するようにしたのです。

このことが、顧客から顧客へと繋がり顧客獲得の礎になり、旅の友は現在300万世帯に配られるようになっています。

それだけでなく、時間のあるシニア層や主婦層向けに、格安の平日バス旅行を企画していたことも現在の成長の礎になったといえます。

 

そして、リピーターを増やすために行った顧客への聞き取り調査が、テーマ旅行を作るきっかけとなりました。

これにより、趣味にお金が流れることを知り、その趣味に応えることができる旅行であれば、リピートしてもらえると発見したそうです。

 

そこで、テーマ旅行を企画するために、企画担当の社員は企画専任とすると同時に、旅行に添乗してテーマに精通できるようにしました。

 

また、テーマに精通する同行講師も100人以上を集め、人材を確保しています。

 

それだけでなく、より良い旅行にしてもらいたいとの想いから、リピーターの中からそのテーマに詳しい人を補助スタッフとして選任し、活躍してもらっているそうです。

 

さらに、アンケートを基にした旅行の質を数値化できるシステムを導入したり、企画する社員と講師がミーティングを行ったりするなど、さらなる旅行の質を向上させる手段も講じています。

 

このようにして企画されたテーマ旅行は一人旅日帰りバス旅行など多種多様です。

特に国内のバス旅行は年間のべ250万人が参加し、一日平均300台と業界トップとなったのです。

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高齢化社会を迎え…

 

数年後には団塊の世代が70歳を超えて、より一層の高齢化社会となる日本…

そのため、加齢に伴い旅行の回数が減るといわれる75歳以上の人口も激増します。

旅行業界を揺るがすようなこの問題にどう立ち向かうが今後の課題となります。

 

それを見据えて同社は、2003年に子会社のクラブツーリズム・ライフケアサービスがデイサービス「まごころ倶楽部」を展開して、介護事業に参入していました。

この事業は、遠くに出かけるなど旅行会社ならではの視点を生かすことで、現在は安定的な収益を上げているといいます。

 

そこでの経験から介護が必要な高齢者旅行はニーズがあるがほぼ未開拓ということを知り…

よりたくさんの人に旅の感動を感じてもらいたいとして、2015年に「ユニバーサルデザイン旅行センター」を専門部署として発足させました。

 

また同年、買い物や洗濯・掃除などの支援を行う家事代行サービス事業「ぐっと楽」も開始しました。

 

さらに、2016年7月には、旅行により認知症の発症予防にどのような効果があるかについて、東北大学加齢医学研究所の瀧 教授と共同研究を始めました。

これに加え、他者との旅行の効果を比べたいそうです。

 

グループのみならず地方と共にさらなる成長を…

 

青森のねぶた祭りや日本一長い伊良部大橋の宮古島(沖縄)などクラブツーリズムの旅行には、地方をスポットした企画が多い。

 

これに対して、グループ企業の近畿日本ツーリストは一、二を争う団体旅行の取扱を誇り、自治体との絆も深い。

 

この両者が手をつなぎ補完しあうと、地方の活性化の助けとなり、グループとしてもさらなる飛躍が可能だと考えているそうです。

 

確かに少子高齢化は怖い存在です。

ほとんどの業界は、今、あるいは、これからこの問題と直面するはずです。

しかし、ピンチはチャンスでもあるといいます。

クラブツーリズムで見るように、同社は、それを顧客と真摯に向き合うことで、必要な商品・サービスを見出すことで乗り越えようとしています。

同社の歩みから、成長のヒントが窺えるのではないでしょうか。

 

最後に

 

これからかなりの間、高齢者の方が多くなります。

そこでビジネスの対象を、より人口比の高い高齢者とすることは容易に思い付きます。

私も考えたことがありますが、断念しました。

それを実際に行い、さらに収益化もしていて、更なる収益化も可能だと判断して、拡大しようとしているクラブツーリズムは、驚嘆の一言です。

これから高齢化社会に身を置く多くの会社のパイオニアとして、もっと大きくなっていくでしょう。

私自身としても、同社の真摯な姿勢を見習いたいと思います。

これから高齢化社会に身を置く多くの会社のパイオニアとして、もっと大きくなってほしいです。

私自身としても、同社の真摯な姿勢を見習いたいと思います。

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