がっちりマンデー「農林水産省」6月24日放送まとめ TBS

ぽろたん・ナミテントウ剤など驚きの物が開発されていた!

 

2018年6月24日放送のがっちりマンデー

今回のテーマは、「農林水産省」。

 

農林水産省…農水省…と言われても、国家公務員に縁遠い私たちにとっては、未知の存在。

 

農業・林業・水産業に関して、何かしているのだろうということは文字から推測はできます。

ですが…実際にどんなことをしているのか、さっぱりわかりません。

 

そんな農水省にがっちりマンデーが潜入(取材)し、部署やそこで働くいろんな担当者を紹介していました。

 

普段を知ることがない農水省が紹介してくれたのは…驚きの物でした。

驚きの物が開発され、私たち、あるいは、農家さんの方のもとに届いていたんです。

 

その驚きの物とは…。

 

 

皮ごと食べられるシャインマスカット!!

こんな経験はありませんか?

 

ブドウを食べるとき、皮をむくのが面倒だな…そのまま食べることができたらいいのに…。

 

なんてこと、考えたことがありませんか?

 

私は常に思っています!

 

そんな願いを叶えてくれたのが…

 


農業・食品産業技術総合研究機構のホームページより引用

 

シャインマスカットです。

 

このシャインマスカットは、農業・食品産業技術総合研究機構が開発し、2006年に品種登録された白ブドウ。

皮ごと食べられるブドウとして、人気があります。

 

シャインマスカットは、かみ切り易く皮も食べられる品種があるが、雨が多い日本での栽培が不向きなヨーロッパブドウと、病気に強く雨が多い日本でも栽培が比較的容易だが、かみ切り難く独特の香りがあるアメリカブドウとを掛け合わせ、その両者の良いところを持ち合わせた品種です。

 

その特徴は、芳醇な香りと高い糖度…そして、皮ごと食べることができる点です。

 

この点が評価され、人気が爆発し、ブドウ農家さんも潤ったのです。

 

この皮ごと食べられるシャインマスカットの他にも、農業・食品産業技術総合研究機構は驚きの物を開発しています。

 

 

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簡単に皮がむける栗…ぽろたん!!

栗を食べよう・調理しようと思って、皮をむいていると…

固い外の皮=鬼皮はむけたけど、その内側にある渋皮が身にくっついていて、い~~~っ!となったことがありませんか?

 

そんなイライラを解消してくれる栗を農業・食品産業技術総合研究機構は11年前に開発していたんです。

 

その名も…

 


農業・食品産業技術総合研究機構のホームページより引用

 

ぽろたん(画像真ん中)。

 

ぽろたんは、熱を加えることにより鬼皮と一緒に渋皮がむけるというもの。

 

しかし、天津甘栗を思い出してみてください。

渋皮が簡単にむけていませんでしたか?

 

むけていましたよね。

これはいったいどういうことなのでしょうか?

 

答えは簡単。

天津甘栗で使われている多くの栗は、渋皮がむけやすいといわれている中国が原産のチュウゴクグリです。

 

ということは、このチュウゴクグリと日本の栗を交配させ、完成したのが…というわけではありません。

 

ぽろたんのすごさは、純国産だという点です。

 

つまり、日本原産の栗を交配し完成したのが、ぽろたんというわけです。

 

その特徴は、チュウゴクグリ並に渋皮が簡単にむけるうえ、素晴らしい甘みと香り

 

渋皮が簡単にむけることから加工がしやすく、純国産なので、人気爆発が期待されている栗です。

 

現在も多くの農家さんに儲けてもらうべく、新たな品種開発に尽力しているそうです。

 

ちなみに…人気が出た品種を開発した時、ボーナスが出たりするのかな…と思いきや、お小遣い程度のお金が携わった研究者に分配されるそう…。

 

あ…ありがとうございます!

がんばってください!!

 

 

害虫を食べてくれるテントウムシ

つぎは、テントウムシ

 

 

…えっ…テントウムシ?

 

いやいやいや、確かに小さくて丸くてかわいい虫だけど、農業と関係ないじゃ…。

と思っちゃった、あなた。

 

それは、間違いです。

あっ、かわいいのは合ってますよ。

 

農業と関係が深いんです、テントウムシ。

 

テントウムシは、農作物食べ荒らす害虫を食べてくれる益虫なんです。

 

かわいくて、人の役に立つ虫…なんて良い虫なんでしょう。

 

しかし、この益虫のテントウムシ。

害虫であるアブラムシを食べてくれるのですが、飛んで行ってしまうという難点があるんです。

 

それさえなければ……最高なんだけどな…。

 

…あるよ(HEROの田中要次さん風に)。

 

そんな飛んで行ってしまわない夢のようなテントウムシが開発されたんです。

 


Amazonより引用

 

名前は、天敵製剤 ナミテントウ剤

 

このナミテントウ剤、17年前に研究がスタートしました。

100匹のナミテントウを捕まえ、1匹ずつ飛行能力を調べ、飛ばないテントウムシを選別し、交配。

そして、また飛ばないテントウムシを選別し交配を繰り返すこと…13年。

 

2014年に商品化に成功したのです。

 

飛行能力がなくなったことから、その場に定着し、幼虫の状態から4か月間、害虫であるアブラムシを食べてくれるそう。

 

気になる効果はというと…

 


農業・食品産業技術総合研究機構のホームページより引用

 

ナミテントウ剤を使った場合と使わなかった場合とを比べると非常に大きな差がありました。

 

非常に効果的であることがわかります。

しかし、1匹あたり80円

1㎡あたり10~13頭程度の密度が必要とされるので、なかなかのお値段となっています。

 

森永卓郎さんが言うように、ここぞという時に使うのが良いのかもしれません。

 

 

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気の遠くなるような交配を、長期間繰り返し完成したナミテントウ剤。

これができたのは、農薬散布は重労働だからこれに代わる何かがあれば、農家さんがもっと楽になるという想いからです。

 

この想いが届き、飛ばないテントウムシという非常に有効な天敵製剤が完成したのではないでしょうか。

 

 

飛ばないテントウムシの研究でがっちり。

 

 

知的財産を守れ!

知的財産の海外への流出が問題視されています。

 

成果物…例えば、今回でいうところの栗やマスカットの実の部分…これが海外へ行くことは、非常に重要な輸出品なので、問題はありません。

 

しかし、それが苗木となると話は変わります。

 

もし、その苗や苗木が海外で定着し、育ち、増えた場合、日本・日本の農家が本来得られるはずだった利益が得られなくなってしまいます。

 

例えば、韓国に流出したイチゴの品種の場合、本来であれば得られたはずの利益は、最大220億円だそう。

 

それでは、新たにできたものを何とか手に入れて利用する方が、研究費も時間もかからず有益となってしまいます。

 

そうなれば、研究者が新たなものを創り出す意味・意欲がなくなり、新たなものが創り出されない…ひいては、人間の進歩すらなくなってしまいかねません。

 

そのような未来は見たくないので、知的財産を保護する必要があります。

 

 

そこで重要となるのが、今回と関係するもので言えば品種登録があります。

 

しかし、重要といっても問題がないわけではありません。

 

例えば、不法な栽培を見つけることが困難だったり、費用がかなりかかったりと問題が山積です。

 

ですので、今後はいかにして新たに創り出されたものを守っていくかが、大きな課題となっています。

 

 

 

 

 

 

 

ヨーロッパブドウとアメリカブドウの良い所どりをした皮ごと食べることができるシャインマスカット

 

固い外皮と一緒に渋皮もとれるように国産の栗だけを掛け合わせた…ぽろたん

 

そして、飛ばないテントウムシを選び出して交配し、また飛ばないテントウムシを選び交配するという作業を長年繰り返し、完成した天敵製剤のナミテントウ剤

 

いずれも、全く知らず驚きの物ばかりでした。

 

これらの物が開発されるに至ったのは、農家さんに儲けてもらいたい、あるいは、もっと楽になってほしいという想いからです。

 

その背景にあるのは日本が抱える問題…高齢化ではないでしょうか。

 

農家さんも例外なく歳を取ります。

そこで、より楽に農作業ができれば嬉しく、また、儲けることができれば後継者も育ちます。

農家さん…今後の日本のため、もっと驚くようなモノの開発に期待しています。

 

そして、農水省には第一次産業をこれからも支えていってほしいと思います。

 

 

 

 

農業・食品産業技術総合研究機構について

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構

 

所在地
〒305-8517

茨城県つくば市観音台3-1-1

 

設立
平成13年4月1日

 

事業内容
農研機構は、第4期中期目標期間(2016~2020)において、

『1.生産現場の強化・経営力の強化』、『2.強い農業の実現と新産業の創出』、

『3.農産物・食品の高付加価値化と安全・信頼の確保』、

『4.環境問題の解決・地域資源の活用』という4つの重点化の柱として

という4つの重点化の柱として業務を推進することにより、

食料・農業・農村が直面するさまざまな問題の解決と

国民が期待する社会の実現に貢献していきます。

 

予算
639億円(平成30年度)

 

職員
3,306名(うち研究職員1,835名)
役員は15名(平成30年5月15日現在)

 

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